『役に立つ』から『意味がある』へ
今日は「価値」について考えてみたいと思います。 「自分自身の価値」、「自分に価値があると思えるかどうか」についての考察です。 先日京都で開催された岸見一郎先生(「嫌われる勇気」の著者)の講演の中で、「有用性というものはそんなに重要ではない』と言われているのを聞いた時は、少し...
今日は「価値」について考えてみたいと思います。 「自分自身の価値」、「自分に価値があると思えるかどうか」についての考察です。 先日京都で開催された岸見一郎先生(「嫌われる勇気」の著者)の講演の中で、「有用性というものはそんなに重要ではない』と言われているのを聞いた時は、少し...
今日は心理学を学ぶ上で、基本的な前提(知識)についてお話したいと思います。 子どもに「心はどこにあるの?」と聞けば、たいてい胸を指したり頭を差したりしますよね。これは大人に聞いても同じような答が返ってくるはずです。つまり我々には、心は「心臓」か「脳」にあるという漠然とした思...
伊藤亜紗さんが書かれた『記憶する体』(春秋社)を読み終えました。 この本の感想を一言で表すのは難しいのですが、私にとっては「自分の体の中に他者を見出すような感覚にさせられる」そんな本でした。 この本の帯にも書いてあるように、『障害を持っている方と関わっていると、「この人の体...
今日は「勇気づけ」についてお話しします。アドラー心理学は「勇気づけの心理学」とも呼ばれていますが、この「勇気づけ」という言葉を誤解しているアドレリアン(アドラー心理学を学ぶ者)は少なくないように思えます。 私は「誰かを勇気づけよう」と思ったことはないけれど、私に「勇気づけら...
『高さが1.5メートルしかない戸口を通ろうとする方法は2つあります』とアドラーは言います。『一つは直立したまま歩いていく方法で、もう一つは身をかがめる方法です。(なぜ心は病むのか)』 何を当たり前のことを言っているのだろうと思うでしょう。直立したまま歩けば頭をぶつけてしまう...
『Understanding Human Nature (邦訳は「人間知の心理学」)』を仲間と読んでます。 先日読んだ章のキーワードはempathy (他者への感情移入)に始まり、influence(他者への影響)まで。...
神よ、変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。 変えることのできないものについては、それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。 そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ。...
『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健著「ダイヤモンド社」)の発刊以来、日本でも大きな注目を浴びるようになったアドラー心理学。アドラーの教えは自己啓発の源流とも呼ばれ、すでにビジネスや教育などの様々な分野で幅広く活用されています。...