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低い戸口の法則(アドラー心理学)

更新日:2020年6月14日

 『高さが1.5メートルしかない戸口を通ろうとする方法は2つあります』とアドラーは言います。『一つは直立したまま歩いていく方法で、もう一つは身をかがめる方法です。(なぜ心は病むのか)』




 

 何を当たり前のことを言っているのだろうと思うでしょう。直立したまま歩けば頭をぶつけてしまうわけですから、身をかがめて通る方法を誰もが選ぶだろうと。


 

 しかし、いざ心理的な側面になると、我々はそうではないようです。アドラー心理学では性格のことをライフスタイルと呼びますが、4〜5歳までに作られると言われるライフスタイルの「原型」は、『自分の関心にしたがって独自の方法で突き進む動物のようだ』とアドラーは言います。


 

 つまり、何度頭をぶつけようが他の方法を試そうとしない人も少なからずいるということなのです。


 

 『身をかがめるように強制するものはなにもありませんが、自分の身長と戸口の高さの関係を自覚していなければ、ドア通ることはできません。個人の人生の重要な課題に対して、わたしたちは同じような関係にあります。もし事実を理解せず、方法をうまく適応させなければ、わたしたちは現実と衝突してしまいます。(なぜ心は病むのか)』


 

 まずは自分が直面している課題(アドラー心理学では「仕事の課題」「交友の課題」「愛の課題」の主に3つに分類します)を理解することから始めるべきなのかもしれませんね。


鈴木昇平(アドラー・カウンセラー)


#アドラー心理学

#ライフスタイル

#人生の課題

 
 
 

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©  Shohei Suzuki

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